視察3日目。100年前の農家、敷地を使った幼稚園を視察しました。カリキュラムはなく、子どもたちは自由に過ごしています。園内にはたくさんの家畜を飼っています。休日には親も餌をあげに来たりして、一緒に育てています。そして園の給食で、育てた家畜をみなで美味しくいただくそうです。調理も子どもたちがお手伝いします。こどもに喜びを与えられるように、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。幼稚園の理念などはまた、帰ってから報告します。、









「いのちとこころの人権の森宣言」
かつてハンセン病は、不治の伝染病とされ、患者は国の強制隔離政策と人々の偏見や差別の中で、長く苦しい歴史を歩んできた。
ここ多磨全生園には、故郷を捨てさせられた人々が眠る納骨堂、終生隔離のなかで故郷を偲んだ望郷の丘、苦難の歴史を語り継ぐハンセン病資料館、これらとともに多くの想いがある。
この地を第二の故郷とした人々は、萎えた手足に力を込め、病をおして拓いた土地に、一人一人が想いを込め、一本一本植樹し緑を育てた。
いま、その緑の地は、そこに暮らす人々と東村山市民との百年の交流をとおし、いのちとこころの人権の学びの場となった。
私たち東村山市民は、こころをひとつにし、ここに眠る人々を鎮魂し、この土地と緑と歴史のすべてを『人権の森』として守り、国民共有の財産として未来に受け継ぐことを宣言する。
平成21年9月28日
東京都 東村山市
wakireiko