1月18日 藤沢市の総合教育会議を傍聴しました。今回の会議では、藤沢市における「子どもの貧困対策」について 沖縄大学名誉教授 加藤彰彦先生から示唆に富んだ提起がありました。


貧困を考える視点については、貧困状態になると情報やニュース、資料等が受けられなくなり、貧困は連鎖していく。

子どもの成長と発展の過渡期に、どんな人と出会えるか、また、日常的経験の蓄積が大事であり、学校でどれだけ生きていく力がつけられるのか、が大事となる。学習やエンパワメントから排除されないよう、学校の改革が大きい。
生きていく力をつけることで大切なのは、経験と出会いである。

藤沢市の子ども・子育て支援事業については、しっかりと示されている基本目標、基本的な視点をより、具体化する方法を作ることが重要である。

SSWは今後さらに重要となる。また、子どものエンパワメントのために、居場所を作っていくことが大切。

藤沢市子どもをいじめから守る条例は、大変よくできている。
困ったときは相談を・・・の具体化を図ってほしい。

子どもの貧困対策推進モデル条例を、簡単なものでよいから作っていってほしい。

そして、子どもの貧困の実態を知ることが何よりも大切であり、藤沢市の実態の中から課題を明確化することが大事だとのお話がありました。

藤沢市は独自の給付型奨学金を創設しました。
また、私は、12月の一般質問で、政策条例づくりに関して、子どもの貧困対策条例を作りたいと話しました。
藤沢市で子どもの貧困対策を推進する条例を、ぜひに、と強く思いました。