11月14日から16日まで、こども文教常任委員会の視察に行ってきました。訪問先は北海道で、初日は滝川市の美術自然史館の見学、2日目は札幌市の視察で、多文化共生教育について、アイヌ文化交流センターを訪問、3日目は小樽市内のこども発達支援センターを見学しました。
滝川市は人口4万3千人の都市。総合ミュージアム的な、滝川美術自然史館があります。一方、藤沢市には美術館も博物館も現在なく、収蔵品の保管にも苦慮をしている状況です。
滝川美術自然史館はタキカワカイギュウ(海牛、500万年前に生息していた海生哺乳類)化石が発見され、この化石の保存方法に関心が高まり、それまであった美術館構想との複合館の建設となったそうです。開館は1986年9月、いわゆるバブル期でもありました。
建設費用 総事業費 944,046,000円
財源:道振興補助金 80,000,000円
市債 596,200,00円
市費 267,846,000円
展示は美術部門は滝川出身、あるいはゆかりの画家、書家の作品が展示されています。
自然史部門はタキカワカイギュウの全身骨格標本や海牛に関する資料、恐竜テラノサウルスの骨格標本の展示で、生物を通じて地球の歴史を学べる構想となっています。
ロビーには書籍とくつろぎのスペースがあり、喫茶店も置かれています。
企画展示室スペースもあり、随時開催されているそうです。
裏側の収蔵庫も見学させていただきました。気温を一定に保つための収蔵庫で、かなりのスペースがありますが、収蔵は増えていくのでスペースはこれでは不十分だという説明がありました。
財政状況は年間経費として
運営管理に要する経費 およそ 70,000,000円(職員費含む)
普及事業に要する経費 およそ 60,000円
企画展に要する経費 およそ 1,500,000円
で、経費の合計は 72,100,000円
一方、入館料等収入は、年およそ 5,000,000円で単純計算で年 67,100,000円の赤字経営です。
運営は現在は市の直営です。
他の自治体同様、市の財政はひっ迫、地域の芸術文化振興の必要性は認識しつつ、今後の施設運営、より集客を見込める展示の仕方、建設後20年を超えるため、修繕の必要性を含め、あり方の検討を進めているそうです。
展示が変わらなければ、一度訪問すれば何回も同じ人は訪れてきません。集客を増やすには展示替えも必要ですが、そのためにはまた経費がかかります。
人口41万を超える藤沢市に、博物館、美術館はあってしかるべきと思います。このミュージアム構想、建物建設から、その後の維持管理、集客方法、収蔵品の保管など検討すべきことは多く、たくさんの議論が必要だと思います。
滝川市は人口4万3千人の都市。総合ミュージアム的な、滝川美術自然史館があります。一方、藤沢市には美術館も博物館も現在なく、収蔵品の保管にも苦慮をしている状況です。
滝川美術自然史館はタキカワカイギュウ(海牛、500万年前に生息していた海生哺乳類)化石が発見され、この化石の保存方法に関心が高まり、それまであった美術館構想との複合館の建設となったそうです。開館は1986年9月、いわゆるバブル期でもありました。
建設費用 総事業費 944,046,000円
財源:道振興補助金 80,000,000円
市債 596,200,00円
市費 267,846,000円
展示は美術部門は滝川出身、あるいはゆかりの画家、書家の作品が展示されています。
自然史部門はタキカワカイギュウの全身骨格標本や海牛に関する資料、恐竜テラノサウルスの骨格標本の展示で、生物を通じて地球の歴史を学べる構想となっています。
ロビーには書籍とくつろぎのスペースがあり、喫茶店も置かれています。
企画展示室スペースもあり、随時開催されているそうです。
裏側の収蔵庫も見学させていただきました。気温を一定に保つための収蔵庫で、かなりのスペースがありますが、収蔵は増えていくのでスペースはこれでは不十分だという説明がありました。
財政状況は年間経費として
運営管理に要する経費 およそ 70,000,000円(職員費含む)
普及事業に要する経費 およそ 60,000円
企画展に要する経費 およそ 1,500,000円
で、経費の合計は 72,100,000円
一方、入館料等収入は、年およそ 5,000,000円で単純計算で年 67,100,000円の赤字経営です。
運営は現在は市の直営です。
他の自治体同様、市の財政はひっ迫、地域の芸術文化振興の必要性は認識しつつ、今後の施設運営、より集客を見込める展示の仕方、建設後20年を超えるため、修繕の必要性を含め、あり方の検討を進めているそうです。
展示が変わらなければ、一度訪問すれば何回も同じ人は訪れてきません。集客を増やすには展示替えも必要ですが、そのためにはまた経費がかかります。
人口41万を超える藤沢市に、博物館、美術館はあってしかるべきと思います。このミュージアム構想、建物建設から、その後の維持管理、集客方法、収蔵品の保管など検討すべきことは多く、たくさんの議論が必要だと思います。