視察3日目は、「小樽市こども発達支援センター」を訪問。小樽市は人口13万人弱、出生数は年、700人程度だそうです。こども発達支援センターは、平成16年に設置されています。
小樽市庁舎から車で5分程度のところにある廃校となった中学校が小樽市教育委員会の庁舎であり、その庁舎の1階にこのセンターがあります。

事業内容は、多機能型児童発達支援事業として、就学前の発達支援の児童発達支援事業と、学齢期以降の発達支援の放課後等デイサービス。そして、相談支援事業となっています。

多岐にわたる障がいに対応すること、また障がいの心配がある場合あちこちへと相談のたらいまわしにならないよう、一つの窓口に整理するために設置したとのことでした。

利用児童、生徒は、
運動障がい 23人 知的障がい 16人 発達障がい 84人 言語障がい 2人 の計125人

職員数は11人で、5人が正規職員、6人は非常勤職員

またこども発達支援センターの分室が小樽市の中心部に近い小学校に併設されています。この小学校は、複合施設として建てられていました。小学校と小樽市ことばの教室、そして、こども発達支援センター分室の3施設が
併設されています。なるほどこれが複合化公立学校施設なのだなと実感しました。

発達相談の件数は設置当初から比べて7倍近く増えています。
早期発見に心がけ、適切なアドバイスとフォローの重要性、また年齢による途切れのない支援策が必要であることを痛感しました。