3日目の今日は、宜野湾市役所の屋上から普天間基地を望み、その後、市役所隣にある前宜野湾市長の伊波洋一さんの事務所に行き、伊波さんから、沖縄の米軍基地建設の経緯と米軍基地の現状について、レクチャーを受けました。

普天間飛行場は、民家や公共施設のすぐそばにあり、また学校や密集住宅地の真上を米軍機が飛行する世界で一番危険な飛行場です。この普天間飛行場は米軍が戦争中に建設、1950年代と1960年代に日本本土から海兵隊を移すために土地を強制接収して基地を拡大しています。
航空法の飛行場ではないので、飛行場として使えません。日米安保の提供施設なのです。
航空特例法で、米軍には航空法が適用されず、米軍機はどこを飛んでもよいことになっているのです。
日米の航空機安全基準が適用されず、危険な運用が行われているわけです。
米国では、このような住宅密集地に隣接する飛行場はアメリカ連邦航空法で認められませんから、存在しません。

辺野古新基地建設は、中国有事の前進展開基地建設が目的であるとウィキリークスが明らかにしています。
中国の軍事力の劇的な増大により、何かが起きた場合、少なくとも3つの滑走路が必要で、嘉手納、那覇、そして辺野古という考えだそうです。現状の日米安保は、日本を守るものではなく、日本を戦場にするものだと伊波さんは説明をされました。

米国が準備している戦争計画「統合エアーシーバトル構想」は、米空軍と海軍の戦力を組み合わせて、中国軍の初動攻撃力を減殺し、米国や同盟国の被害を最小化する戦略とのこと。在日米軍基地を対象とした先制攻撃や、嘉手納、グアムの基地を想定した弾道ミサイルによる攻撃への対処なども含まれているもの。嘉手納、岩国、佐世保は中国からの攻撃対象になるとし、西日本が攻撃されたら東日本から日米の大部分の戦闘機の運用を行うものだと。米国は、日本を使って戦争ができる体制づくりを着々と進めているのだが、そのことがなかなか見えていないので、伊波さんは講演で、この現状を語り続けているのだとおっしゃっていました。

横浜で、私は2度ほど伊波さんの話は聞いています。実際にアメリカの基地を視察し、資料を読み込み、また普天間基地のある宜野湾からの語りは何度聞いても説得力のあるものだと思います。

その後、嘉数の高台から普天間基地のオスプレイを遠望し県立博物館を訪ね、藤沢に戻りました。
今朝、嘉手納基地のF15が沖縄沖に墜落をしたこともあってか、沖縄上空は静かでした。沖縄県はF15の飛行訓練中止を要請するそうです。
今日の設定をしてくれた沖縄平和運動センターの大城事務局長も、明日は抗議集会を、と電話対応に追われていました。
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嘉数高台から見た普天間飛行場のオスプレイ