10月23日から25日まで厚生環境常任委員会視察がありました。視察先は、1.日田市のバイオマス資源化センター 2.大牟田市の次世代エネルギーパーク 3.大野城市の福祉総合窓口 の3か所でした。
台風27号の影響が心配される中、さすがに晴れることはありませんでしたが、大した雨にも合わず、無事に視察を終了できました。

1日目の日田市、バイオマス資源化センターは、平成18年4月に供用開始されています。平成9年に清掃センターでダイオキシン問題が起きたこと、また豚ふん尿処理をどうするか、という問題に直面し、「脱焼却」をめざすために導入を決めたそうです。湿式メタン発酵処理で、処理能力は80トン/日。一般家庭・事業系生ごみ、農業集落排水汚泥、豚ふん尿、食品加工残渣を受け入れています。受け入れ量の約3分の1が豚ふん尿、また食品加工残渣は当初受け入れの予定にはなっていませんでしたが、焼酎粕など現在では受け入れ量の約4分の1を占めています。

全国30社からのプロポーザル、その後ヒヤリングを実施、最終的には、後々まで責任を持ってくれるメーカーとして神鋼環境ソリューションに業者を選定、メタン発酵はまだ技術が確立できていない部分があり、業者のフォローは必須のようです。建設費は9億5000万円。施設の耐用年数は25年。生ごみは5000トン減り、焼却施設建設費の削減効果があるとのこと。運営費は市の職員に人件費を除き1億円。平成24年の発電量は約176kwh、使用電力量は約164kwhとなっています。臭気対策としては受け入れ部屋に高速シャッター、カーテンを設置、臭い強いところは2回脱臭装置を通すということでした。でも臭いはかなりありました。

バイオマスは、資源循環型社会の構築や、新エネルギーの創出など環境面で特に効果が高いと思います。ただ、視察をさせていただきましたが、やはり臭気は気になりました。施設が建設されているところは、近くに住宅は全くありません。日田市は人口約7万人、土地面積は666.19㎢、一方、藤沢市は人口まもなく42万人、土地面積は69.51㎢です。藤沢市でもバイオガス化施設の検討が成されていますが、人口密度の高い藤沢市で、臭いの問題をクリアできるのでしょうか。藤沢市では堆肥化センターの臭気問題で、事業が中止になったばかりです。
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