厚生環境常任委員会視察2日目の1024日は、台風の影響で雨がぱらつく中、大牟田市の次世代エネルギーパークを視察しました。

 

大牟田市次世代エネルギーパークでは、大牟田市発展の原動力である石炭の歴史を学びつつ、新たに整備された九州最大の「メガソーラー大牟田発電所」や「大牟田リサイクル発電所」など、次世代を担う地球環境と調和した新エネルギーに関する地域の取り組みを知ることができます。


2004年に廃止した港発電所(石炭火力)跡地を活用して運転をしているメガソーラー大牟田発電所は、3メガワットの太陽光発電所。たて約1.0m×よこ1.5mの太陽電池パネル約14,000枚を使って発電をしています。これは、昼用の家庭用電気約2,200戸分に当たるそうです。


福岡ブルータワーは、木質バイオマスから水素を製造する商品プラント。新出光=IDEXが提案する「バイオマス水素事業」は農林水産省の「地域資源利用型産業創出緊急対策事業」に採択されたことを受け、世界的にも例のない木質バイオマス原料から水素を製造する商用プラント「福岡ブルータワー」を建築。原料となるバイオマスである「木製チップ」を約1100度に熱したパチンコ玉位の大きさのセラミックの球と混ぜ合わせることでガス化させ(燃やさないのでCO2は出ない)、そのガスから水素「ブルー水素」を精製し、容器に充てんする施設です。

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石炭産業科学館は、日本の近代化をエネルギーの面から支えてきた大牟田の石炭をテーマに、人、エネルギー、そして地球環境を考える科学館です。三池炭鉱の採炭作業現場の再現や、石炭を運搬する電気機関車、採炭用カッターなど、巨大な機械が展示されており、迫力ある坑内作業が伝わってくる施設です。


私が子どものころは、エネルギー革命によって、石炭から石油へと主要なエネルギーが転換された時期でした。石炭産業の斜陽化での大量解雇による最大の労働争議である三池闘争や、三池炭鉱の炭じん爆発事故も子どものころの記憶にあります。坑内に積もった石炭の粉じんが爆発し、死者458人、839人の一酸化炭素中毒患者を出したを事故から、明日119日で50年。いまだに一酸化炭素中毒で闘病されている方もいらっしゃるのです。歴史には必ずある光と影、光の部分と合わせて、影の部分もしっかりと語り継がなければならないと思います。

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                                                         三池炭鉱 宮原坑跡