「あすなろサポートステーション」は、児童養護施設等を巣立った若者たちが、社会の中で自信を持って自分らしく生きていかれるようにサポートをする事業で、県の支援施設として昨日藤沢市辻堂に開所しました。
今日は、施設の見学会があり、訪問をしました。
 
あすなろの対象者は指定都市(横浜、川崎、相模原、横須賀)をのぞいた地域の退所者で、運営は社会福祉法人白十字林間学校が行い、代表の前川礼彦さんは、自立援助ホーム 湘南つばさの家のホーム長もされています。
 
足を運ぶのはハードルが高い若者のため、相談にに来るのを待っているだけではなく、訪問支援をし、何回か訪問することで、関係を築き上げていくことに力をいれたいそうです。
また、県域18か所の児童養護施設の職員対象にあすなろサポーターを選出し、施設とあすなろをつなぐ役割を果たし、アフターケアを全体で底上げすることをめざしていくとのこと。
 
このような施設は全国でも10か所程度。神奈川県には「あすなろ」のほかに、横浜市の支援施設として「よこはまPort for」の2か所です。(委託費、は県の「あすなろ」は横浜市のよこはま「Port for」の約3分の1です。)
前川さんが、家族に頼れない若者支援は、15年先の社会を明るいものにするです、という言葉がとても印象的でした。
今日は、鈴木市長も見学をされたそうですし、藤沢市の子ども青少年部長をはじめ、子ども青少年育成課、産業労働課の職員の方も見学をされました。施設は藤沢市にありますので、藤沢市も連携と支援策について、検討して行くことになると思います。


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