本日、辻堂地区全体集会が行われ、後半、辻堂市民センター・公民館等再整備計画の検討状況について、説明がありました。

辻堂市民センターは昭和53年に整備されましたが、老朽化、狭隘化、バリアフリーの面からも2階に上がるのに階段しかないという状況で、辻堂まちづくり会議から、移転を視野に入れての早期の建て替えの提言書を市長に提出、その後再整備について建設検討委員会を立ち上げ検討を重ねてきました。

建設計画地は、現在のセンターより西に移り、高浜中学校テニスコート、県職員住宅跡地、道路用地を含め約6000㎡。第1種中高層住居専用地域で、建ぺい率は40%、容積率は200%。また、第4号湘南海岸風致地区であるため、高さは15m以下、緑地率が20%となっています。

ここに、辻堂市民センター・公民館と、消防出張所、高浜中学校テニスコート3面を建設予定としています。
センターの中には、地域包括支援センター、ボランティアセンターなども入り、これまでなかった体育館を新設する予定としています。

都市計画の制限がかなりあるため、建物は、体育館やホールを設けるので天井高が必要なため、3階建てまでしか建ちません。緑地率も20%ですので、植栽も整備しなければなりません。消防出張所と、テニスコートを確保したうえで、センター公民館の整備をしていくと、これまで不足していた駐車場を整備するためには、面積が足りない現状となっています。

今日は、図面上3つの案がパワーポイントで示されました。センター、公民館の必要面積を確保し、建物3階建て、ただし駐車場が5台分しか取れないA案。1階を駐車場30台分とし、センターは2階と3階とすることで、実質2階建てのセンター、公民館となり、駐車場は確保できるが、必要諸室が確保できないB案。A案と同じセンター、公民館の建物に、地下に駐車場を30台分設けるC案。このC案は、建設コストが高く、管理も難しくなり、また津波浸水対策設備等が必要となります。

今日は、市民の方から、「環境整備をしっかりしてほしい」、「消防出張所は別の場所にできないのか」、「高浜中学校のテニスコートはほかの場所にできないのか」、などさまざまな意見が出されました。

今年度中に基本構想を策定していかなければならず、かなり厳しい状況にあると思います。

tujido