10月26日 厚木基地爆音防止期成同盟(略称:爆同)=爆音の無い当たり前の生活、静かな空を取り戻すためつくった住民運動団体=の結成50周年記念式典と祝賀会に来賓として出席した。祝賀会といっても50年おめでとう、というわけではない。よくぞここまで運動を続けてこられた!これからも爆音がなくなるまで、頑張ろう!の意がこめられていると思う。
私の所属するI(アイ)女性会議神奈川県本部と爆同の方々とは、平和問題を通じて、ともに運動をしている。いろいろと教えていただくことも多い。
式典で、50年も爆音との闘いが続くとは思ってもいなかった、と代表の藤田さんはあいさつをされた。
50周年式典より前後するが、10月20日、第四次厚木爆音訴訟の第14回口頭弁論が横浜地裁で開かれ、傍聴をしてきた。私も今回、住まいが騒音のコンター線の中になったため、原告団に名を連ねている。
病気療養中の神保さんと、全厚木爆同書記長の浜崎さんが本人尋問に立たれた。90才を超える浜崎さんは、尋問中着席を促されても、ずっと立ったまま、1時間以上、毅然とされていた。
厚木爆音訴訟の第一次から第三次までの裁判で、基地の爆音は違法状態であるとの判決がでている。また、7月29日には普天間基地の爆音に関する最高裁判決が出されたが、そこでも爆音は違法状態と認定された。そして、この爆音の根源は政治責任において解決するべきだとの判決が出されている。爆音状態でありながら、何の対策も講じない政府に基地周辺の人たちはみな憤っている。米軍基地が沖縄本島の20%近く占めている沖縄、県知事選も近い。
講師は、藤沢市市民活動団体「やまびこ」代表の毛利さん。他2名。
毛利さんたちは、小学校のおはようボランティアや、認知症のグループホームに行き、話し相手をしたり、特養で傾聴ボランティアを通して、言語障害のある入所者とのコミュニケーションをはかっているそうだ。
相手の言うことを受容すること、そして共感すること。
相手を評価、詰問、指示、指導することは避ける。
相手の話を聴くことが70~80%。
聴き手の発言は極力控えめに。
何より大切なことは常日頃の声かけと見守りが継続して信頼関係ができてから、傾聴 ができるのだということ。
私も、一人でも多くの市民の方と信頼関係を結び、「傾聴」していくことを心がけたいと思った。
足立区では 「あんしんネットワーク」事業を行っているそうだ。
それは、高齢者の方が抱える問題を早期発見し、適切な対応をすることで、安心して暮らせるまちづくりを目指すものである。
くわしくは
http://www.city.adachi.tokyo.jp/007/d04200024.html
藤沢市にもこのような制度ができることを毛利さんは望んでいたが、私も同感である。
家の近くの歩道は、段差はないけれど、道路側が高く、住宅側が低く、つまり斜めになっている。この傾斜を歩くと、電動車イスに乗って、小田原から横浜まで活動に来ていた友を思い出す。
傾斜を電動の車イスで通行するのは、すごく難しい。
一緒にそばを歩いていた時に、傾斜に逆らうように上手に動かしていたけれど、「とっても怖いのよ」と言っていた。低い方へ流されてしまうのだから、道路側が低かったらそれこそ危ない。駅のホームもしかりである。ホームの中心が高く、両側に低くなった、いわゆるかまぼこのような形をしたホームを通るのも、彼女はとても神経を使っていた。そばにいる時は電動の車イスに手を添えることはできるが、一人で移動の時は危険が多すぎる。
段差がなければよい、という問題ではなく、やはり当事者の目線が第一だと思う。
私は彼女から多くのことを学んだ。明るく前向きな彼女が私は好きだ。最近彼女とも会っていないな。電話でもしてみよう。キンモクセイの香りに包まれながらそんなことを思った。
私も参加します!
衆議院議員・小児科医師 あべともこ 街角トーク
どう変わる?どう変える!医療と介護
団塊世代すべてが65歳になる2015年は、4人に1人が高齢者という超高齢社会になります。その解決策として2000年に介護保険制度が始まりました。
あれから10年…「高齢者の人間としての尊厳を守り、自立した生活を支援する」ことを理念とし、介護の社会化をめざした制度は改正を重ね、私たちが望むものになってきたのでしょうか。そして今、2012年の改正に向けての検討が始まっています。
また後期高齢者医療制度は、新たな制度への移行に向けて検討が重ねられ、2011年には法案の提出が予定されています。
高齢者が安心して生活ができる社会保障とは何か。今の問題点や不安に感じていることなどみなさんの声もお聞きし、ご一緒に改めて考えてみたいと思います。
赤ちゃんからおとしよりまで、障がいのある人もない人も、あらゆる人が安心してくらせるまち藤沢をめざします。
wakireiko