今日は久しぶりに、I 女性会議神奈川県本部事務局長としての仕事をしました。原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀に配備されて3年。配備前より、配備反対の抗議を続け、2008年の配備後は、ジョージ・ワシントンが入港した9月25日に毎年配備撤回を求める抗議集会を続けています。
日本には54基の原子力発電所がありますが、55基目は横須賀にあります。原子力空母ジョージ・ワシントンは海に浮かぶ原発です。ひとたび事故が起こったら、人間の力では制御できず、放射性物質の放出を食い止めることはできません。
今日は、I 女性会議神奈川県本部事務局長として、集会のアピールを読み上げ提案しました。
2011年09月
9月18日、19日とあべともことともに歩む会主催の福島ツアーに参加、南相馬市の避難所と、飯舘村特別養護老人ホーム「いいたてホーム」、児童養護施設 「福島愛育園」に行き、交流をしてきました。
朝7時に藤沢を出発、渋滞に巻き込まれ、午後3時近くに南相馬市の避難所となっている原町第二中学校に到着しました。この避難所も今月一杯で閉鎖になるそうです。まだ30人ほどの方がここで避難生活をされていますが、その方たちはまた他へ移ることになるそうです。避難所では湘南のユニットHalf Moon と寒川の今井さんのfriedband の演奏でなごやかなひと時を過ごしました。
飯舘村のすぐとなりの川俣町の田んぼでは、稲が重たく頭をたれていたのに、飯舘村の田んぼは、雑草で荒れ果てていました。放射能など無関係にコスモスの花がきれいに咲き誇り、選挙の時コスモスをトレードマークにしていた私は、1年前選挙に立候補を決意した日を思い出しました。あの時、このような大地震、原発事故が起きるとはもちろん思いもしなかったことです。来年の今頃は復興できているだろうか、車窓から思いました。
雑草が生い茂る田んぼです
きれいに咲くコスモス
夕方、暗くなってしまいましたが、津波の被害を受けた海岸にもバスで寄りました。2か月前に訪れた人に聞くと、ずいぶん片づけられているとのこと。でも道の途中ではがれきの山、まだそのままに残された壊れた家もありました。
翌日は、特別養護老人ホームいいたてホームへ。 リーフレットに理事長のことば「最高の環境で、最高の人生のすみかにしよう」とあります。豊かな自然の中に、ゆったりと建てられた特別養護老人ホーム。木をふんだんに使ったとてもやさしい雰囲気のホームです。飯舘村は全村避難という状況の中で、このホームは施設の構造が堅固であり、地震に強く、また放射線量が低いことや、避難に伴う移動や環境変化による身体的リスクを防ぎたい等の理由から、国の特例措置によって、村内での運営が継続できています。燃料はチップボイラーを使っているそうです。地元の山林の活用をしていたのですが、原発事故の影響でそれが使えなくなっています。
ある91歳のおばあちゃまは、「ここに居ることができてよかった、みなさんとてもよくしてくれるし。」としっかりと話されていました。家族の写真を部屋いっぱいに飾って、写真を眺めているおじいちゃまの笑顔、素敵でした。
その後、児童養護施設「福島愛育園」に立ち寄りました。わたしはいいたてホームに寄りましたので、愛育園では、園長先生のお話を伺うだけでしたが、他の方たちは、歌や、手品、押し花つくりで子どもたちと交流の時間をもたれました。この施設は明治26年に開設され、今年で118年。87名のこどもと職員45名が働いているそうです。園長先生のお話から、子どもに対する強い思い、施設を守る熱い思いが伝わってきました。
子どもたちが作った押し花を額に入れて
一日も早い復興を、そして原発で避難されているみなさんが、一日でも早く我が家に戻れることを願わずにはいられませんでした。
小さなお子さんのお母さんからは、食についての不安の声が寄せられました。
明日から1泊で、福島の南相馬市と飯館村に行ってきます。
9月14日に議員になって初めての一般質問をしました。藤沢市議会の一般質問は、通告すればみな、質問をすることができます。発言方法は、一問一答と一括質問です。持ち時間は、回答時間も含めて1時間です。
私の一般質問の件名は、男女共同参画の推進について
要旨は ふじさわ男女共同参画プラン2020について です。
今回、私が言いたかったことは、男女共同参画の推進をはかるには、市長をはじめ、人事権限・政策決定権限を持った管理職の職員の方々の意識改革が大事だということ。人権の意識をしっかりと培っていただき、あらゆる施策や事業の実施に人権の視点、男女共同参画の視点を入れてとりくんでいただき、市民のみなさんに向き合っていただきたいということ。
今回の震災や原発事故をみても、一番大切なことはひとりひとりの人権を守り、そして男女共同参画の視点に立って対応することだと思います。藤沢市が人権を尊重したまちづくりを堅実に、しっかりとすいしんしていくのであれば、人権・男女共同参画課として独立、強化していただきたい、ということを要望しました。
陳情は3件、「学校等給食の食材及び食品の放射能測定に万全を期することについての陳情」「市が所有する食品の放射能測定器の学校給食等への利用についての陳情」「藤沢市内の学校等における放射線測定についての陳情」
すべて賛成少数により、不了承となりました。
報告は4件
(1)平成24年度藤沢市教科用図書の採択結果について
(2)市民との協働による公民館の運営について
(3)藤沢市学習文化センターの今後について
(4)NPO法人による辻堂市民図書館の運営について
(1)の教科書採択については、学校調査票で一番評価の低い教科がいくつか採択されていることが、藤沢市の採択方針に則っていないのでは、ということ、教育長が歴史、公民の教科で棄権をしたのはなぜか、について質問をしましたが、教育指導課は、教育委員の自らの判断と責任で採択をし、学校調査票はあくまでも参考資料として、教育委員にお渡しをしているものです。との回答でした。教育長は、席を立って会場から出たわけではないので、棄権ではないし、委員会で「議論が尽くされた教科書が採択されることがのぞましい」と発言をしている、と答えました。採択をした7月28日の教育委員会の後の記者会見の時と同じコメントでした。教育長のことは別として、今の採択制度では、教育指導課もこの答弁しかできないと思います。
(2)は、直営だった公民館が今年度より市民センターに併設するすべての公民館が、公民館運営委員会に業務委託されました。公民館運営委員は、市の職員OBが多く雇われ、これまでの社会教育指導員、体育に携わる指導員がメンバーとなっている公民館がほとんどです。「市民主体による運営」とは名ばかりで、市がつくった運営団体です。
業務委託では市の職員が、委託先の団体の職員に直接仕事の指示は出せませんが、実際問題業務に支障をきたすといけないので、市の職員が直接仕事の指示を出さざるを得ない状況になっています。それでは偽装請負ではないのか、と質問をしました。市の生涯学習課は、仕様書でのマニュアル化と公民館長(センター長が兼務)が団体の代表を通して指示を出すことになっている、と答弁されました。
公民館まつりなどは業務委託では無理で、これまでの直営でなければやっていかれないと思います。
(3)学習文化センターは現在場所では10年間の暫定使用となっていたそうです。今年度でその期間が満了となり、取り壊して多目的広場に整備をするということです。
10年前に利用団体に10年間の期限付きの使用だと説明をしてあったのか、ということと、この10年間に学習文化センターをどのようにするのか、話し合いなどをしてきたのかを質問しました。生涯学習課は、10年前に利用団体に説明をした、と言いましたが、私も仲間入りしている利用団体は、「10年間の期限付きなどの説明は聞いていなかった」と言っていますし、「来年度の予算の話がもうあってもいいころなのに、なぜないのだろうと思っていた」と言っています。
10年間に、市はきちんと利用団体にていねいな説明をしておくべきだったと思いますし、今後についても利用団体を交えて協議をするこが市民との協働だと思います。
すでに新聞、テレビで報道されましたが、あまりに低レベルで、まったく開いた口がふさがりません。
感知器を外すなど、言語道断。それにしても、建物内で炭火を使ったバーベキューをやることなど、それはおかしい、と思った職員はいたはず。やめましょう、と市長や副市長に誰も言えない環境が、どうやら藤沢市にはあるようだ。風通しの悪ーい環境が。
神奈川新聞の昨日の記事で、海老根市長は「今後このようなことがないように新井副市長を通じて担当部長(経営企画部長、財務部長)に注意した」とコメントした。と書かれている。
おかしい!市長もこのバーベキューに参加して「チャーメン」を作っていたのでしょう。まず、長として、自らが謝罪するべきこと。
「消防法違反」、ルールも守れない人が、子どもたちの目を見て話ができますか?
私が所属するこども文教常任委員会は、9月8日(木)9時30分からです。陳情は3件出ています。本会議で付託された議案はありません。報告案件は4件あります。
(1)平成24年度使用藤沢市教科用図書の採択結果について
(2)市民との協働による公民館の運営について
(3)藤沢市学習文化センターの今後について
(4)NPO法人による辻堂市民図書館の運営について
です。
今回一般質問する議員は23人。私も一般質問をします。通告順で行います。私は23人中の2番目。9月14日(水)の予定です。
wakireiko