2013年12月

辻堂生まれの神奈川県議会議員脇れい子。
当事者の視点を第一に、県政に取り組みます。

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12月定例会最終日 意見書が採択されました

12月19日、議会最終日、私が議員提案で提出した「寡婦(夫)控除を全てのひとり親家庭まで拡大することを求める意見書」が全会一致で採択されました。

理解をいただいたすべての議員のみなさんに感謝します。

以下、意見書です。

         寡婦(夫)控除を全てのひとり親家庭まで拡大することを求める意見書

 寡婦(夫)控除は,配偶者と死別または離婚した後,再度婚姻せず,子どもを養育しているひとり親家庭に対し,一定の所得控除を適用する税制優遇制度である。
 この寡婦(夫)控除は,さまざまな事情により,当初から未婚のまま子どもを養育しているひとり親家庭には適用されない。そのため,婚姻歴のないひとり親家庭は,所得税,住民税,公営住宅入居資格及びその使用料,保育料などの算定のための基準とされる課税所得が,婚姻歴のあるひとり親家庭と比較して高く設定されてしまうことになる。
 婚姻歴がないことにより寡婦(夫)控除の対象とならず,不利益を受けていることは問題であり,ひとり親家庭の人権を守る視点からも,早急に改善すべきである。
 一方,民法の分野では,両親が婚姻していたかどうかで子どもの相続分に差をつける規定は法の下の平等を定めた憲法に違反するとした最高裁判所大法廷の判断を受け,政府が提出した民法改正案が12月5日に成立した。税制の分野についても,法改正が必要である。
 よって,国会及び政府におかれては,次の事項について特段の配慮をされるよう当市議会は強く要望する。
 
1 寡婦(夫)控除における不公平をなくすため,寡婦(夫)控除を全てのひとり親家庭まで拡大する法律改正を早期に行うこと。
 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

                                                平成25年12月19日
                                                   
                                                   藤沢市議会     

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
総務大臣
厚生労働大臣
             あて

12月定例会 報告

12月定例会も明日で閉会となります。

私の一般質問は16日でした。
今回は 
1 情報システムによる閲覧について 
2 空き家対策について 
3 介護保険法など法改正への対応について 
4 みなし寡婦(夫)控除の適用について   の4つの要旨で行いました。

1 逗子市のストーカー事件の被害女性の個人情報が逗子市の納税課のパソコンから閲覧されていたことがわかり、情報漏えいの疑いがあったことから、藤沢市の情報システムの管理状況を確認。

2 特に管理の行き届かない空き家対策が藤沢市では横断的な取り組みがされていないので、部局間をまたいで検討する場、組織としての対応が必要であるのではないかを質問。回答は横断的組織によるプロジェクトなどを設け、空き家の把握方法や対処方法、情報の共有化など空き家をめぐる課題について取り組みを進める。

3 要支援者向けのサービスが段階的に市町村に移行されてくるので、介護を含めた高齢者施策について、市町村の力量が益々求められ、市町村の施策力が試されることになるので、藤沢市独自の取り組みを展開してほしい、と要望。 

4 結婚していない男女間の子(婚外子)と、結婚した夫婦の子では、税や保育料などの負担に差をつけている国の制度、寡婦(夫)控除制度がある。これは非婚のひとり親家庭に不利益となるもので、市町村の裁量で、非婚のひとり親家庭に保育料や幼稚園就園奨励金補助金や市営住宅に、寡婦控除をみなし適用して、減額をしている自治体もあるので、藤沢市の方向性を伺った。
                          ↓
子育て支援の観点からは、経済的に不利益な状況にある非婚の母及び父に対する支援策が必要と考えており、未就学児童のいる家庭を対象に、保育料や幼稚園就園奨励費補助金に対する寡婦控除のみなし適用について、新年度からの実施のために早期に準備を始めるとの回答をいただきました。 
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藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会

12月2日、藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会が開催され、藤沢市新庁舎建設基本設計(案)の中間報告が示されました。
設計事務所との会議検討、町内検討委員会の開催、周辺整備検討部会や窓口分科会を開催し、配置計画、各階計画、窓口機能等について検討を行い基本設計を進め、また、現在市民ワークショップも開催し、意見徴収を行っている。
今回、従来計画から面積を9,000㎡増やし、地下階を設置し、467号線から左折入庫、左折出庫できる地下駐車場を整備、また、市民交流スペースや待合ロビーの拡充をするとしました。
事業費は当初120億円で想定していましたが、地下階や計画面積の増加などで、事業費の増額が見込まれること、またオリンピックの影響で資材の高騰、労務単価の上昇、消費税率の増加なども予測されるとの報告がありました。

新庁舎の建物概要は、地下1階、地上10階。
スクリーンを通して、イメージを示してもらいました。
地下1階の駐車場からは1階までのエレベーターしかありません。
障がい福祉課は現在2階を予定しているのですが、そこまで上がるのには、1階で違う場所のエレベーターに乗り換えないと行かれません。そのような導線で良いのか、私は質問をしました。
今回の中間報告は、10階の建物の部署の配置などを含め、まだまだ疑問に思う部分が多く、もっともっと練る必要があると思います。

12月定例会 始まる

12月2日より12月定例会が始まりました。冒頭、吉田教育長より、教職員の不祥事についての謝罪と、再発防止に全力で取り組む旨の発言がありました。今回は提出議案が11件、人事案件が2件、常任委員会への報告は16件です。
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